2025国際クラフトフォーラム

「用」と「美」という機能を備えた道具を創造し、より快適で美しい生活を実現すること——それこそが工芸です。
〜顔水龍(台湾工芸の先駆者)

現代社会が急速に発展する中で、私たちはしばしば生活の細部や質感を見落としがちです。しかし、工芸こそが本質に立ち返り、生活美学を再認識するための重要な手段です。顔水龍のこの言葉は、工芸と生活の深い結びつきを示すと同時に、「工芸スローライフ」の核心的な精神を指摘しています。

今回の「漫活SLOHAS_は楽しい暮らし」というテーマの国際フォーラムでは、工芸が日常生活の中で「スローライフ」の価値をどのように体現しているのか、そして時間の蓄積と知恵の活用によってどのような新たな可能性が生まれるのかを探ります。各国の事例、工芸文化、生活の物語などの紹介を通じて、工芸と生活のつながりを深く理解し、その技術の美しさだけでなく、生活の細部へのこだわりを感じ取り、工芸がもたらす生活の素晴らしさを再認識できます。

そのため、本フォーラムでは基調講演やセミナーを通じて、国内外の専門家、学者、工芸従事者を招き、工芸と生活哲学の対話を推進し、生活と文化の関係を改めて見つめ直します。そして、工芸の美しさから、一人ひとりにとっての「スローライフ・アート」を創造していきます。
 

漫活SLOHAS_は楽しい暮らしのことです

国立台湾工芸研究発展センターは創立70周年を迎え、「生きた工芸・工芸のある暮らし」という理念を提唱し、2025年には「工芸70+1」プロジェクトを継続して推進します。「漫活SLOHAS_は楽しい暮らしのこと」を掲げ、「工芸は穏やかな幸せ、生活の一部である」という姿勢を示しています。

「漫活SLOHAS_は楽しい暮らしのこと」は、地域の視点からスローライフ(SLOW)とLOHAS(健康で持続可能なライフスタイル)の考え方を組み合わせた生活態度であり、その核心的価値はシンプル(Simplicity)、ライフスタイル(Lifestyle)、オリジナリティ(Originality)、健康(Health)、美学(Aesthetics)、持続可能性(Sustainability)を含んでいます。「SからSへ」という言葉で、永続的かつ無限大の「善き工芸」の循環を強調しています。

工芸による「漫活SLOHAS_は楽しい暮らしのこと」を通して、社会に「波紋効果」を起こし、工芸イベントや市民との交流を通じて感動を与え、人々を行動に駆り立て、前向きなエネルギーを蓄積し続けることで、最終的には国民全体が参加するライフスタイル運動を形成します。それはまるで湖に投げ入れた工芸のレンガが幾重にも波紋を広げるように、スマートテクノロジーや企業のESG(環境・社会・ガバナンス)持続可能な活動を活用し、「一つのレンガから無数の波」を生み出す「工芸運動」を社会に自然に根付かせていきます。

7/8-7/9

2025年国際工芸フォーラム

今回の工芸フォーラムは、分かりやすく親しみやすい方法で、さまざまな工芸素材やテーマを横断し、国際的な事例やストーリー性のある語り口を通して、工芸と生活の深い結びつきを紹介します。一般の方々には工芸が日常生活でどのように活用されているかを理解していただき、また異なる素材を扱う専門家の方々にも、他分野や異なるテーマから新たな発想やインスピレーションを得てもらい、さらなるイノベーションの可能性を引き出すことを目指しています。

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工芸カンファレンス

本カンファレンスでは、口頭発表とポスター発表の2つの形式を採用し、工芸に関連する幅広い研究成果を募集します。学術理論と産業応用の深い融合を推進するとともに、国内外の研究者同士の交流や意見交換を促進します。

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会場情報

国際フォーラム

日時|2025年7月8日(火)9:00〜18:00

カンファレンス

日時|2025年7月9日(水)9:00〜18:00
会場|福華文教会館
住所|台北市大安区新生南路三段30号

アクセス方法

イベント情報

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